มาซ้อมมือ 読解 กันดีกว่า

ความยากประมาณ 読解 N1 เฉลยอยู่ในคอมเม้นท์นะครับ

「一家の稼ぎ手である父・夫と家庭を守る主婦 (母・妻) およびその子ども」という「核家族」は、歴史的には比較的新しいものです。これは日本では、戦後の右肩上がりの経済発展の中で一定の役割を果たした面もありますが、夫婦の性別分業を当然とみなす意識は社会状況の変化とともに弱まっています。「男性は家庭の外で働き、女性は家庭を守るのが良い」、「女性の幸福は結婚・家庭にある」、「主婦が女としての生きる道だ」といった意見に賛成する人の割合は、1980年代からどんどん減り、女性も仕事を持つのが当然と思う人が、大幅に増えてきています。
このような変化の背景には教育のレベルの向上、経済状況の変化、情報化などとともに、長寿化に伴う①ライフコースの変化があります。長寿化で人生の後半部分が長期化し、世帯主が職業生活を終えた夫婦の「その後の人生」を考えなければならなくなりました。女性が一度結婚して家庭を持つと、それで一生の生き方が決まるという、これまでの人生観を変えたのです。長い人生のいつ、誰とどのような家庭をつくるか、自分で選択しなければ、長い人生、とくに高齢期の過ごし方に、誰も責任をもってくれるわけではありません。
ライフコースの変化は、女性の人生観を変えるとともに、②男性にも決定的な影響を与えることになりました。それは「一家の稼ぎ手」という役割を定年で終えたあとの長い役割喪失期に、どのように家族の絆(きずな)を持ち続けられるかという課題に直面することです。長年にわたる家庭生活のなかで人間どうしの尊敬や愛情を持ち合える関係をつくることで、夫婦の絆、親子の絆は、役に立つ・立たないを超えた、「ともに支え合う」つながりとなることができます。昨今のように男性の就業構造が不安定になると、家族を養うだけの収入が得られない夫・父親は、家族のなかでの居場所を失いかねません。しかし、いまや一人の男性が妻子に対して一生経済的責任を負うなどということは、不可能ではないとしても無理な時代になっています。③無理をすれば夫にとっても妻子にとっても、リスクとストレスが大きく、決して幸せな状態ではありません。家族のあいだにしっかりとした人間的な結びつきがあり、妻・母親が経済力をもっていれば、危機を乗り越え、絆をさらに強めることさえできるかもしれません。
今の社会では、固定的な性別分業家族は誰にとってもセーフティ・ネット(安全安心を守る仕組み)ではありえません。男女の役割分担が柔軟になることで、変化する時代に対応し、一人ひとりの個性を尊重し合うことができ、家族はさらに絆を深めるものになっていくはずです。
(21世紀男女平等を進める会『誰もその人らしく 男女行動参画』岩波書店)
問1 ①ライフコースの変化の説明として最も適切なものはどれか。
1 女の幸福は家庭という考えが変化し、外で働く女性が増えた。
2 経済が伸び悩み、妻も働かなければならなくなった。
3 定年で仕事を辞めたあとの人生が以前に比べて長くなった。
4 核家族が増え、夫婦がそれぞれ役割分担をするようになった。
問2 ②男性にも決定的な影響を与えるとあるが、その影響はどれか。
1 家事を分担したいと考える男性が、強いストレスを感じること
2 退職で収入のなくなった男性が、家族のなかで必要とされていないと感じること
3 退職で暇になった男性が、趣味などの生きがいを見つけられずに苦しむこと
4 会社という精神的な居場所をなくした男性が、心の不安定な状態に置かれること
問3 ③無理をすればとは、どういう意味か。
1 夫だけが家族を養おうとすれば
2 夫が仕事だけでなく家事も分担しようとすれば
3 夫と妻がともに家事を分担しようとすれば
4 夫と妻がともに経済力を得ようとすれば
問4 この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1 社会が大きく変化している現在では、女性が外に出て経済力を付け、自分の能力を伸ばすことで、家族の関係も良くなるはずだ。
2 社会の状況とライフコースの変化している現在では、男女の役割を固定化しないほうが、家族はしっかりとしたつながりが持てるだろう。
3 教育や経済状況の変化だけでなくライフコースも変化しているので、男性も家庭に眼を向け、家族の絆をもっと強めるべきである。
4 教育レベルが上がり、情報化も進んでいるため、人々も固定化した性別分業をやめ、自分の能力に合った仕事を選ぶほうがいい。

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